脳科学ブームについて

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脳科学ブームについて

ビジネス2010/01/29 0:00:00
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TVをつければ「脳に良い」「脳に悪い」という言葉を聞かない日はありません。
本屋に行っても、そういったタイトルの書籍が大量に並べられています。

この「脳科学ブーム」、TVをつければ「脳に良い」「脳に悪い」という言葉を聞かない日はありません。
はたして本当にこれで良いのでしょうか?

真っ当な科学者なら、「これは脳に良い」「これは脳に悪い」などと簡潔に断定することにためらいを感じるはずです。
しかしテレビが要求するのは「こういう可能性もありますが」とか「こういうケースでは、違う可能性もあります」とか「例外はありますが」などといった「あやふやな」言葉ではなく、5秒以内に言い切ることができる言葉なのです。
いま書いた「あやふや」な言葉は、実はあやふやでもんなでもなく、物事を厳密に表現しようとすればするほど、科学的であろうとすればそれだけ、避けることができない表現なのです。

世の中で専門家として認められるためには、どんなことでも断定することが大切です。
しかし、そういう「専門家」は、実際は本物の専門家ではなく、専門家らしく見せることの専門家でしかないのです。

テレビを見ていると「日本の科学教育は大丈夫なのか」と暗い気持ちになることが多いのですが(とくに動物番組は、過剰な演出で動物たちを擬人化するのが当たり前になっていますね)、ようやく本物の科学者たちからの批判書が登場しはじめました。

こういう本を読んで、少なくとも脳科学に関しては「本物と偽物を見分ける」目を持ちたいものです。