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ある広告人の告白

1964年に原書が刊行されてから、この本は広告人にとってのバイブルです。 広告やマーケティングの仕事をしていて、道に迷ってしまったら手に取ることをお勧めします。

コピーの作成方法やヘッドラインの書き方など、具体的な広告制作に関する話も書いてあるのですが、広告に携わる人間(クライアントと制作両方)の心構えの部分こそ、読んでおくべきでしょう。

古典ですので、寄を衒ったことは書いてありません。 いたって当たり前のことばかりです。

例えば「成功する広告キャンペーン」に関して

家族に読ませたくないような広告は絶対に書くな

あるいは、「クライアントに贈る15のルール」のひとつ

クリエイティブな面で広告会社のライバルになるな

何年かに一度、読み返すと何か発見があると思います。

この本はあくまでも広告人の立場から、「売る広告」を作るためのあれこれを述べていますが、広告についてもっと考えたい人は、ベネトンの広告キャンペーンで有名になったカメラマン、オリビエーロ・トスカーニがクリエイターの立場から広告に対する怒りをぶちまけた本「広告は私たちに微笑みかける死体」も読んでみると面白いと思います。